CATEGORY

information

<「岩くらの…」再考>と<蕪村の「小」を求めて>

ズームの案内に七月九日のABCのテーマは、 〈蕪村の「小」を求めて〉 と予告しましたが、それから「小」のための資料作りをしているうちに、そこに行き着く前に、ちょっと考えておきたいことが立ちはだかってきました。 それは、 「絵を詠み句を観る蕪村」 とでも題すればいいか。 まずは、この問題の焦点を深めて行くために、前々回勉強した「岩くらの狂女恋せよほとゝぎす」の句を配した一幅の絵を見直すところから始め […]

<蕪村の方へ>3

次回のABCは、6月24日(金)19:00〜21:00 波止場会館4B です。テーマは<蕪村の方へ>の続きとして、<蕪村にとって芭蕉とはなんだったのか>という問題を整理してみようと思います。

武蔵の方へ—「枯木鳴鵑図」を眺める

蕪村より150年ほど先輩の宮本武蔵の描いた有名な絵ですが、いろんな意味で蕪村の極にあるこの「枯木鳴鵑図」。意外な共通点もありおもしろいです。それを勉強することで、蕪村をあらためて見直すこともできるのではないか、という試みをやってみようと思います。

蕪村の方へ

5月14日のABCは、<蕪村の方へ>と題して、蕪村の唱えた「俳諧物之草画」について、考えて行こうと思います。 その前に、これまで、今年は「ブソンイヤー」になりそうな勢いで蕪村と取り組んでいますが、そうなるに至った経緯を振り返って文章にしておきました。これをABCで読み上げて行く時間はなさそうなので、お時間のあるとき目を通しておいていただけるとありがたいです。

蕪村が描いた「奥の細道」5

蕪村が描いた「奥の細道」は今回で五回目。とりあえず「奥の細道」の最後まで読み終えるのが目標です。もちろん、これで「読み終った」などと大きなことは言えないのですが、「とりあえず」です。この「とりあえず」の読みを通して、蕪村の写本を観ながら、つまり蕪村がどんな具合に、どういうつもりで「奥の細道」の画巻を作ろうとしたのかを考えながら、同時に「奥の細道」という作品はどんな作品なのか(蕪村の考え視点に囚われ […]

蕪村が描いた「奥の細道」4

<蕪村が描いた奥の細道>の4回目です。いよいよ越後に入りました。折り返しです。今回も、前半は蕪村の別の俳句と絵をちょっと覗いて、それから「奥の細道画巻」に入りたいと思います。

蕪村が描いた「奥の細道」3

3月25日(金)の<土曜の午後のABC>は、 蕪村の描いた「奥の細道」の三回目。 芭蕉一行は、尾花沢から最上川へと辿っていきます。  しずかさや岩に染み入る蟬の声  さみだれを集めてはやし最上川 と、この手記のなかでも屈指の名句を遺したところ。 蕪村は、ただ芭蕉の文章を写し取るだけで、挿絵は描きませんでした。 なぜ、絵は描かなかったのか、などと考えながら、読み進んでいきたいと思います。

蕪村の描いた「奥の細道」2

2022年3月12日土曜日のABCは、蕪村の描いた「奥の細道」を読み続けますが、前半小一時間は、蕪村の「夜色楼台図」という名称で知られている一本の絵を眺めて過ごしたいと計画しています。

蕪村が描いた「奥の細道」

《蕪村が描いた「奥の細道」》というタイトルで「蕪村筆奥の細道」画巻を読み進めますが、その前に(蕪村という人を知る手がかりとして)、前回は「万歳図自画賛」を眺めたので、今回は、「学問は尻からぬける蛍かな」の句に絵を着けた一枚を眺めてみたいと思います。  今回は、ちょっと趣向を変え、みなさんに宿題を差し上げたいと企みました。  この「学問は…」に描かれている肘をついて居眠りしている男は、蕪村の自画像で […]