<日本最古のオノマトペを探して>
<日本最古のオノマトペを探して>などと看板を掲げましたが、オノマトペは、擬音語、擬声語、擬態語を指す、ギリシャ語起源の西洋語です。 ギリシァ語でonoは「名」「名前」を意味し、pe はpoiesis の変化形で「作る」を意味します。 ボクは、無文字文化とオノマトペは深いつながりがある、というより、無文字文化はオノマトペに支えられている、と考えてきました。最近この分野の研究が言語 […]
<日本最古のオノマトペを探して>などと看板を掲げましたが、オノマトペは、擬音語、擬声語、擬態語を指す、ギリシャ語起源の西洋語です。 ギリシァ語でonoは「名」「名前」を意味し、pe はpoiesis の変化形で「作る」を意味します。 ボクは、無文字文化とオノマトペは深いつながりがある、というより、無文字文化はオノマトペに支えられている、と考えてきました。最近この分野の研究が言語 […]
7月21日(金)のABCはzoomのみです。 前回お配りしたまま、読むことが出来ませんでした『八雁』2023年7月号に載せたボクの原稿、このエッセイは、通しタイトルはプルーストをもじって《「失われた時」を見出すとき》として、各回の原稿のタイトルは付けていないのですが、もし付けるとしたら、 <草>について、と言ったところでしょうか。<草>という素晴らしい言葉を書道界の人たちに独り占めさせておくのはも […]
今回のタイトルは、 〈文字文化〉時代を支えた〈二軸〉 です。 日本列島における美と知の活動だけでなく、思想(思惟)活動/行為そのものが、〈二軸楕円形〉であること、その起源が〈無文字文化〉と〈文字文化〉であり、こんにちの〈文字文化〉の時代にあって、〈無文字文化〉が大きな働きをして、現代の〈文字文化〉を生かしていること、そしてこの二軸がそれぞれのジャンルで独自の表出形態を採って来た(文学美術工芸芸能に […]
五月二十日のABCは、めったに使うことのない波止場会館の大会議室2です。 (予約に遅れをとりました。卯年生れですからしょうがないですかねぇ) いつもの4Bの奥です。お間違えのないように。 さて、テーマの方は、 《「伊勢物語」型と「源氏物語」型》 としておきます。 前回、光琳の「燕子花屏風」を眺めながら、光琳は「伊勢物語」派だという推理をしました。 光琳の制作姿勢は、「伊勢物語」の文体と親戚だという […]
4月15日から恒例の光琳作「燕子花図屏風」が根津美術館で展示されています。 今回は、この機会に、この屏風を眺める愉しさを繙いてみたいと思います。 名付けて「燕子花屏風の遠近(おちこち)」。
前回三月十一日(土)のABCでは、「写生」という言葉をめぐって、ちょっと問題提起をしてみました。今回は、その問題をもう少し追いかけて行きます。テーマは、 〈「写生(しゃせい)」と「写生(しょううつし)」と〉 です。
二〇二三年二月二十五日の〈土曜の午後のABC〉は、 「ちはやぶる」歌に辿る日本の美と知の細道散歩 と名付けてみました。 考えたいことは、前回の続き、というか、そのまとめの試みです。 つまり、「ちはやふる…」の和歌一首が辿らせてくれる日本の美と知の歴史の旅なのですが、「歴史の旅」とはちょっとおおげさかな、と「歴史の細道散歩」としてみたわけです。 この歌は、「龍田川」というテーマで、その後一千年に亘 […]