次回の<⼟曜の午後のABC>は、2月15日(⼟)14:00〜17:00 波⽌場会館3C です。

2月15日(土)の<土曜の午後のABC>は、11月から始めている<「創世記」をミケランジェロの案内で読む>の続きを予定していましたが、そもそも「創世記」を読もうとしたのは、「老子」をより深く理解する手助けに、というところにありました。「老子」が語っている天地創成説、それはどんな天地創世論か、それをもっと考えるために、まずは、旧約聖書の天地創造論「創世記」を開いて確かめておこうと始めたのでした。この二つの違いからどんな問題が読だせるか、興味深く読み始めて(なにしろミケランジェロの解釈と比べて行く作業はですから)、ようやく天地創造の部分(1章〜3章)を読み終ったところ。これから、4章5章「カインとアベル」、6章〜10章「洪水とノアの家族」、11章「バベルの塔」と読んで行こうと準備しているのですが、天地創造物語が終ったところで、初心の「老子」に戻って、その第一章をあらためて読んでみたいと考えました。ヘブライ思想の天地創造論に関する知識がちょっと増えただけで、「老子」の姿がとても新しく覗けてきます。

というわけで、次回のABCは《『老子』第一章 再々々読》です。

kinoshitan