<日本最古のオノマトペを探して>

<日本最古のオノマトペを探して>などと看板を掲げましたが、オノマトペは、擬音語、擬声語、擬態語を指す、ギリシャ語起源の西洋語です。

ギリシァ語でonoは「名」「名前」を意味し、pe はpoiesis の変化形で「作る」を意味します。

ボクは、無文字文化とオノマトペは深いつながりがある、というより、無文字文化はオノマトペに支えられている、と考えてきました。最近この分野の研究が言語学の世界でもようやく賑わってきたようです。

このオノマトペは、「見立て」の方法を得て「草」の形にもたいせつな役割を果しているように思って、それをどう展開して行くかあれこれ考えていますが、今回8月5日(土)のABCは、文字にされた日本語のオノマトペと「見立て」と言う言葉の最も古い例を—言うまでもなく、それは『古事記』なのですが、その巻頭に誌されています—読んでみたいと思います。

資料は、『古事記』より、その一節。原稿用紙に書き写してみました。