《蕪村が描いた「奥の細道」》というタイトルで「蕪村筆奥の細道」画巻を読み進めますが、その前に(蕪村という人を知る手がかりとして)、前回は「万歳図自画賛」を眺めたので、今回は、「学問は尻からぬける蛍かな」の句に絵を着けた一枚を眺めてみたいと思います。
今回は、ちょっと趣向を変え、みなさんに宿題を差し上げたいと企みました。
この「学問は…」に描かれている肘をついて居眠りしている男は、蕪村の自画像でしょうか、自画像ではないのでしょうか。いずれに判定するとしても、なぜ、この図のどこからそう言い切れますか。
という問題です。