「六義」をめぐって

『詩経』から生まれた「六義」という言葉とその概念は、日本の文学史芸術史の最初期から、大きな役割を果たしてきました。

いまでは死語となったように思える「六義」ですが、もういちど、列島の芸術史のなかで果たしてきたことを見直しておきたいと思います。そしてその視点から、『詩経』の諸作品を読み直していきたい。今回はその手始めです。