『詩経』という東アジア最古の詩集から、芸術の始まりの姿を見つけてみたいと思っています。
〈無文字文化〉が現代に生きている、というより、現代という〈文字文化〉がいかに〈無文字文化〉によって生かされているかを知るために、です。
そのために、『詩経』をどのように読んでいったらいいか、試行を重ねながら、詩と美術の世界を往き来しつつ、尋ねて行く旅を楽しんでいただけたら、と願っています。