「プルースト」と絵を書くこと(2)

10月23日(金)は、10月10日(土)に読んだ箇所の続きで、プルーストが画家エルスチールの作品を観ながら、その印象を記述していく、文章を読みます。

作品を観るということは、頭の中で、その「絵(イメージ)を書き、絵画(タブロー)を言葉にする」という行為を繰り返している—などというと難しげな議論になりそうですが、—読んでいくと、意外と思い当たることが、多いのではないでしょうか。

今日読むところ、ボクは読んでいると幸田露伴の「観画談」を連想するのですが、同時に「絵を書く、絵画を言葉にする」ことの問題に分け入って行くことになりそうです。

いままでは、「絵を読む」という言い方がされてきていますが、それをボクは「絵(イメージ)を書く、絵画(タブロー)を言葉にする」と言い換えようとしています。