6月14日(土)の<土曜の午後のABC>は、14時から17時まで、波止場会館4Aです。そのあとはTSUBAKI 食堂に移動します。 Zoomの案内でもお知らせしましたが、しばらく北齋と向かい合います。 タイトルは、<北齋初学(ういまなび)—その1>

北齋(宝暦十[1760]]を知るには、なによりたくさんその仕事を観て、彼についての基本資料を読むにこと、
その繰り返しに尽きます。いつも初心を忘れずに。
ABCでは、まず基本資料中の基本資料である、北齋没後50年目に出版された、
飯島虚心(半十郎、天保十二[1841~明治34[1901])の
『葛飾北齋傳』(明治26[1893]刊行)を読んで行くところから始めたいと思います。
資料は、その北齋伝の冒頭を書き起しましたので、それを読みつつ進めたいと思います。
同じものが岩波文庫から出ています。ボクは、みなさんと、出版当時の<文字>の姿を味わいつつ読みたいので、
元本から起しました。(元本は国会図書館のサイトから気軽に見ることが出来ます)
復刻版も出ていて、明日お持ちします。明治中期、文体だけでなく、活字や装幀など、まだ和綴本と新来の洋装本の両方を分け合って出来ている「書籍」を楽しんでください。
(これは国会図書館のサイトからは味わえません)

資料は冒頭の「凡例」と「本文」の書き出し8ページ分です。