スイートピーの花束を卓上に

二年間続けた横浜美術館塾を終えた日、みなさんからスイートピーの花束をもらった〔先日、例によって集まりのあとみんなでお茶をのんでいるとき、お好きな花はなんですかと尋かれたのは、そんな企みだったのか〕。

花束をガラス壷に投げ入れて食卓のまんなかに置いただけなのに、白や薄紫や黄色い花が、やわらかい光〔とほのかな匂い〕を部屋に漂わせはじめた。 日頃は、絵を前にして理屈っぽいことばかり考えているが、こんな花の前にいるように、絵を感じ語ることを忘れてはいけない、とあらためて思った。

 

2010.2.19